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社内報をやめようと思う、その前に。社内報づくりを見直してみましょう!(1)

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  • 【読了目安時間:約6分】

    うちの社内報、あまり読まれていないから発行を止めてはどうかな?

    社内報の担当をしていると、一度はこんなことが社内の会議で持ち上がることはありませんか。

    「確かに業務の負担も大きいし、止めても良いかも、、、、。」

    と考えたり、悩んでいる社内報の制作担当者の皆さん!
    しかし、社内報という貴重な社内コミュニケーションの場を手放してしまうのは、少しもったいないことかもしれません。

    社内報を続ける中では、さまざまな課題が生まれます。しかし、その課題は本当に「社内報そのもの」に原因があるのでしょうか。この連載では、社内報担当者が抱えやすい悩みを整理しながら、自社に合った社内報のあり方について考えていきます。

    第1回 「配っても読まれないのは、社内報が必要とされていないから?」

    第2回 「他の業務の合間で行うには負担が大きい! そもそも人手不足なのでは?」

    第3回 「季刊で発行するので、毎年同じ時期に同じ記事ネタになるのは仕方がない?」

    第1回の今回は、「読まれない社内報だから、やめても良いのか?」をテーマにお届けします。もし今、社内報をやめようかと考えているのであれば、少しだけ立ち止まって、一緒に現状を見直していきましょう。


    読まれない社内報は、
    本当に必要ないのか?


    「読まれていない=不要」とは限らない

    社内報の発行について、よく上がる声として、

    「そもそも読まれていないのだから、なくしても問題ないのではないか」

    という意見です。確かに、せっかく時間や労力をかけて制作していても、社員からの反応がほとんどなければ、そう考えてしまうのも無理はありません。

    しかし本当にそうでしょうか。

    コロナ禍を経て、ワーク・ライフ・バランスや働き方の多様化、DXやAIの活用が推進され、5年前に比べると社員同士、経営者と社員の関係性に大きく変化が生まれています。そんな今だからこそ、会社の理念や方針、各部署の取り組み、社員の活躍などを“まとめて伝える場”の価値は、以前より高まっているのかもしれません。

    実際に、村田製作所(社内報のあり方を見直すための一時休刊)やパナソニック(紙を廃止しWeb化したが、紙の社内報を復活させた)など、社内報の必要性を見直し、復活をさせている企業も多数でてきています。復活をさせた企業の方がまず気づかれたのは「「読まれていない=不要」とは限らない」ということでした。

    まず、社内報は、単なる情報伝達ツールではありません。毎号なんとなく手に取っていた社員、異動した社員の紹介を楽しみにしていた社員、会社の方向性を確認する場として活用していた社員など、それぞれの形で組織に浸透していたのです。

    発行を止めて初めて、

    「最近、他部署の様子が分からなくなった」
    「新しく入った社員の顔と名前が覚えにくくなった」
    「会社が何を目指しているのか伝わりにくくなった」

    といった声が上がるケースも少なくありません。社内報は、社員が強く意識して読んでいる媒体というよりも、組織の中で当たり前に存在し、人と会社をゆるやかにつなぐ役割を担っていることがあります。

    つまり、知らないうちに社内報は「会社を知るための文化」になっていたということです。だからこそ、「読まれないからやめる」という結論を出す前に、まずは現在の社内報が自社に合った形になっているのかを見直してみることが大切です。社内報に必要なのは、廃止ではなくアップデートなのかもしれません。

    ーーーー

    ◉社内報づくりのコラムは下記にも記載しています
    コラム)10月5日は社内報の日! 社内報の目的をおさらい
    コラム)やっぱり読めば楽しい! 紙媒体の社内報の魅力3選
    ◉リニューアルや制作については下記のコラムにも記載しています
    コラム)社内報リニューアルは何から始める?制作会社が教える3つのポイント
    コラム)読まれる社内報と読みたくなる社内報の違いとは? 制作会社が解説します


    「読まれていない」の正体を考えてみる

    とはいえ、「読まれている実感がない」という担当者の悩みも事実です。ただし、その状態にはいくつかの原因が考えられます。

    1)読まれていないのではなく、反応が見えていない

    社内報はSNSとは異なり、「いいね」やコメントが付きにくい媒体です。実際には目を通していても、担当者に感想が届かなければ読まれていないように感じてしまいます。特に紙媒体の場合は、読了率や閲覧状況を把握すること自体が難しく、「反応が見えない=読まれていない」と判断してしまうケースも少なくありません。


    2)社員が知りたいことと発信内容がずれている

    毎回の発行を続ける中で、

    など、掲載内容が固定化してしまうことがあります。もちろん重要な情報ですが、それだけでは社員の興味を引き続けることは難しいかもしれません。社員インタビューや仕事の裏側、部署連携の事例など、「人」に焦点を当てた企画の方が反応を得られるケースもあります。


    3)読む環境が変わっている

    紙で配布しても、働き方の変化によって手に取る機会が減っていることもあります。また、Web社内報であってもスマートフォン対応が不十分だったり、閲覧導線が分かりづらかったりすると、内容以前の問題として読まれなくなってしまいます。


    社内報の価値は「全員が熱心に読むこと」ではない

    社内報担当者は、「全社員に読んでもらわなければ意味がない」と考えがちです。しかし、必ずしもそうではありません。

    ・ある社員が他部署の取り組みを知り、業務への理解が深まる。
    ・新入社員が会社の歴史や文化を知る。
    ・経営層の考えが現場に伝わる。

    こうした小さな積み重ねこそが、社内報の価値ではないでしょうか。社内報は、売上のようにすぐ数字で成果が見えるツールではありません。だからこそ、その存在価値を見失いやすいとも言えます。


    やめる前に、「なぜ読まれないのか」を考えてみる

    もし社内報の存続が議論になっているのであれば、

    「社内報は必要か」

    を考える前に、

    「なぜ読まれないのか」

    を整理してみることをおすすめします。そこには、

    など、改善できる要因が隠れているかもしれません。社内報をやめるという判断は、その原因を見極めてからでも遅くはありません。


    次回予告

    社内報担当者から最も多く聞かれる悩みの一つが、「社内報づくりの負担が大きすぎる」という声です。

    次回は、「他の業務の合間で行うには負担が大きい! そもそも人手不足なのでは?」をテーマに、社内報担当者が疲弊してしまう理由について考えていきます。

    公開日:2026年10月20日

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